トウモロコシの種【ゴールドラッシュ】〔F1〕

●3月までに播くなら「ゴールドラッシュ」


2004年に発売されて以降、黄粒トウモロコシの普及に貢献し、現在までロングセラーとなっている品種です。


「ゴールドラッシュ」の発売前は...

バイカラー（黄色と白色の混合粒）の「ピーターコーン」が主流の時代でした。


しかし...

それまでの黄粒の「種皮が硬い」という食味に関する短所が改善され...

発芽率も良く、低温伸長性があって生育が良い「ゴールドラッシュ」は...

「おいしさ」と「育てやすさ」を兼ね備えた品種として、高い評価を得て...

その後、黄粒品種を普及させるきっかけになりました。


現在では、おいしい品種は、他にもいろいろと販売されておりますが...

「ゴールドラッシュ」の発芽と低温伸長性（低温下での初期成長）については、かなり優れた部類になります。


低温伸長性とは、低温下での初期成長のことで...

初期成長が悪くなると、貧弱になり、秀品率が落ちる原因となるので、春の早い時期に播く場合は重要です。


当店では、低温に強い品種として「ゴールドラッシュ」を、お薦めしています。

早播きは避けた方が無難ですが...
暖地で3月下旬頃までに播くのであれば、この品種を選ぶと良いです。


4月以降になれば、低温はあまり気にしないでいいと思いますので...

おいしさ重視なら「サニーショコラ」

大きさ重視なら「でかでか500」を お薦めしております。

あと2015年に発売された「ゴールドラッシュ90」という品種があるのですが...

暑さと台風に強いので、5月下旬以降に播くのであれば「ゴールドラッシュ90」も、お薦めです。


※トウモロコシは別の品種の花粉がかかると、品質に影響が出る場合があります。
数種類のトウモロコシを植える場合は、200m以上離すか、開花時期がずれるように種まき時期の調整を行ってください。

●種まき時期
中間地：4月上旬〜5月中旬（初春は温床育苗を行ってください。）
※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。（各地方により栽培適期は異なります。）

●種まき方法
幅90cmの畝に、株間30cmを目安として、1か所に種を3〜5粒ずつ点まきして、厚さ2〜3cmほどに覆土します。
間引きは本葉が4〜5枚ごろまでに行い、1本立ちにします。