小玉スイカの種【嘉宝西瓜】〔固定種〕 ※国産

●中国から伝わった黄肉の固定種！

大正時代に中国から伝わったと言われています。

「新大和2号」や「旭大和」は、アメリカから伝わった品種の系統ですので...

この「嘉宝」は、またルーツが違う品種です。

果肉は橙黄色の小玉品種です。（重さ1.5kgほど。）

ラグビーボール型で、皮の模様も恐竜の卵のようで、おもしろい見た目をしています。

糖度は6〜9度ほどかと思います。

ですので、あまり甘くはありません。

単品で食べると、普通のスイカと比べて、もの足りないと感じると思います。

しかし、これは利用の仕方によって、印象はガラッと変わります。

例えば...

お洒落なサラダ。

果肉の橙黄色が綺麗ですので、サラダに盛り付けると、とてもお洒落な印象になります。

そして、甘さについても...

サラダでは、甘すぎるスイカだと主張しすぎて、全体のバランスが崩れますので、「嘉宝」くらいの甘さが丁度良いと思います。

このように、利用の仕方によって....

甘さが「もの足りないスイカ」と切り捨てられたものでも、価値を見出せることもあります。

身を置く場所によって、能力を活かせる時も、活かせないときも。

野菜だけでなく、僕らも...

すぐに切り捨てるのではなく、適材適所で、それぞれの人々が、いきいきと力を活かせるような社会していきたいですね！

●接木について（スイカ全般）
連作可能で、病気への抵抗性がある「接木」が推奨されています。
接木より、実生（接ぎ木をしない）の方が、食味はおいしいと言われたりもしますが…
実生の場合は、病気に弱かったり、連作できないので、5年ほど畑を休ませなければいけません。

●種まき時期
中間地：3月中旬〜4月下旬（初春は温床育苗を行ってください。）
※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。（各地方により栽培適期は異なります。）

●種まき方法
幅250〜300cmの畝に、株間100cmを目安として、直径40〜50cm、高さ15cmの鞍つきを作り、1か所に種を1〜2粒ずつ点まきして、厚さ1〜2cmほどに覆土します。