※数年、販売してきましたが、環境により形や色に変化の出やすい品種のようです。ご紹介したように「黒くて、皮が薄く、やわらかくて、とてもおいしい。」とご連絡いただく一方、「赤くなった。」「皮が硬い。」「長なすのように形が長い。」など、ご連絡いただくことが、年に1〜2件ほど発生しております。同じ畑の中でいろいろな形が発生するなら交雑の可能性もあるかもしれませんが、お問い合わせ頂いた方それぞれの畑ごとに違いが出ているため、環境の影響と推察されます。環境の影響を受けやすい品種とご理解の上、ご購入をお願いいたします。後程、詳しくまとめたいと思っておりますが、写真よりは長くなるので、形については、一般的な中長ナスをイメージして頂ければと思います。 ●中長ナスの元祖!ほとんど流通しない貴重な固定種! ちなみに「真黒」は、「まっくろ」ではなく「しんくろ」と読みます。 この「真黒茄子」は、中長ナスの代表品種である「千両二号」の片親であり、中長ナスの原型ともいわれる固定種です。 50年ほど前(1969年頃)、関東を中心に流通していましたが... 現在では、種子を販売しているところすら、ほとんどなくなってしまった貴重な品種です。 純系の「真黒茄子」としては、ほとんど作られなくなったものの... 現在でも交配種(F1種)の片親として有望な品種で、品種改良などに利用されています。 なぜなら... とてもおいしく、見た目の良い品種だからです。 名前の通り、皮は真っ黒! 他の品種と比べると、光沢が少なく、特に漬物や加熱調理した時は、その黒さの違いが目に見えて分かります。 上品な色で、料理の高級感が増すと思います。 そして皮は薄くて、やわらかく、食味の評判については、とても高い品種です。 焼きナスなら「ふわとろ長なす(F1)」、揚げ物なら「とろーり旨なす(F1)」など、特化した品種もありますが.... この「真黒茄子」は、漬物から、焼き物、煮物、揚げ物など、どの料理にも適しており... 万能タイプの中長ナスの中で、「おいしさ」で選ぶのであれば、自信をもってお薦めできます。 ...ではなぜ、流通しなくなったのでしょうか? それは、秀品率が低く、収穫量も上がらないためです。 やわらかい皮も、流通と言う意味では、傷がつきやすく、不向きという理由もあったのかもしれません。 改良された品種と比べると、病気への抵抗性が弱く、生育も旺盛ではないので、農業経営と言う意味では、難しい品種ではあります。 ただ、なくなってしまうには惜しい品種。 「おいしいものを食べてみたい」という家庭菜園の方や... 「料亭などに高品質なものを提供したい」という農家の方などには、ぜひお薦めした品種になります。 ●種まき時期 中間地:2月中旬〜5月中旬(初春は温床育苗を行ってください。) ※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。(各地方により栽培適期は異なります。)
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