●しっとり甘い！ "加賀野菜" として名の知れた石川県の伝統野菜です。 皮が朱色の西洋カボチャで、固定種になります。 この品種が生まれた当時は、まだ日本のカボチャが主流だったので、見た目とホクホクした食感が好評で、各地に広まっていきました。 しかし... ホクホクというのはあくまで「日本カボチャと比べて」のことなので、その後に販売された「えびす」などにシェアを奪われ、ほとんど流通しなくなりました。 さらにその後... 近年では、伝統野菜に注目が集まっていることもあり、 "加賀野菜" として、改めて名が知られるようになりました。 そんな歴史を持つ「打木赤皮甘栗南瓜」。 名前の通り甘いです。 食感としては、現在の西洋カボチャを食べ慣れている私たちからすれば「粘質」に分類されると思います。 しっとりとした肉質で、煮崩れもしにくいので、「神田小菊」と同じく、煮物などの日本料理に向いています。 重さは1kg前後になります。 ●種まき時期 中間地：3月下旬〜4月中旬（初春は温床育苗を行ってください。） ※家庭菜園の目安の時期として表記しています。詳しくは「種まき時期と生育適温の目安」をご覧ください。（各地方により栽培適期は異なります。） ●種まき方法 幅200〜250cmの畝に、株間75cmを目安として、1か所に種を2〜3粒ずつ点まきして、厚さ1cmほどに覆土します。 間引きは本葉が2〜3枚ごろまでに行い、1本立ちにします。 9cmポット育苗の場合、2〜3粒ずつ播き、厚さ1cmほどに覆土します。 本葉3枚ほどになったら、幅200〜250cmの畝に、株間75cmを目安として定植します。
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